京都を1万円以内で楽しむ11種類のお得なきっぷを比較してみた。

大阪から京都までは意外に近い。近いからこそお得に京都を楽しみたい。きっぷの種類が豊富なので詳しく調べてみました。旅程次第では何のきっぷがお得なのか見極めてみようと思います。

阪急電鉄

北急・モノレール京都おでかけきっぷ

北急・大阪モノレール沿線から京都へのお出かけにおトクな乗車券。阪急宝塚線・京都線と北急・大阪モノレールの全線が1日乗り放題 きっぷの詳細 有効期間 発売日当日 利用できる範囲 阪急宝塚線・京都線(箕面・千里・嵐山の各支線を含む)・北急全線・大阪モノレール全線が乗り降り自由 価格 1130円 施設優待サービス あり 阪急電車・大阪モノレール発売のきっぷ。伊丹空港・梅田から京都嵐山周辺に行くのにちょうどよいきっぷだが東山・伏見・宇治方面は含まない。発売期間が設けられているきっぷなので、注意が必要。小人料金設定はなし。 伊丹空港から嵐山に往復する場合は、片道670円、往復1340円なのでそれだけでもこのきっぷの価値はあり。梅田から嵐山は片道400円、往復800円となります。他に1~2か所、途中下車して観光が出来れば元が取れる計算となります。  

いい古都チケット

京都市バス・地下鉄・京都バス(一部路線を除く)とそれぞれの京都までの電車など乗り放題。 きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 2018年版は1600円 利用できる範囲 阪神電車全線(神戸高速線を除く)・阪急電鉄全線(神戸高速線を除く)・京都市バス全線・京都市営地下鉄全線・京都バス(所定の範囲内) 施設優待サービス あり
優待施設
春・秋だけ限定のチケット。期間が合えばとても利用価値は上がる。阪急電車を利用しバスと地下鉄を利用して京都市内をまわることができます。京都に行くには阪急阪神版を購入する。京都市営地下鉄・バスで古都チケットは販売されていないので注意が必要になる。 梅田から烏丸まで片道400円、往復800円となります。阪急烏丸駅と京都市営地下鉄四条駅が乗り換え口となります。地下鉄は初乗り210円で最大350円となります。210円の距離を4回乗車するだけで元が取れる計算となります。  

京阪電車

嵐山・東山1dayチケット

きっぷの詳細 有効期間 発売日当日 価格 乗車駅(きっぷ購入駅)によって金額が異なります。 中之島〜なにわ橋、 淀屋橋〜八幡市、 宮之阪〜私市、 三室戸・宇治 大人1300円 小人650円 淀〜丹波橋、 観月橋〜黄檗 大人1200円 小人600円 墨染〜深草 大人1100円 小人550円 伏見稲荷〜出町柳 大人1000円 小人500円 利用できる範囲 京阪電車 乗車駅〜伏見稲荷駅【往復】・伏見稲荷駅〜出町柳駅【乗り降り自由】 嵐電 嵐山本線・北野線 全線 【乗り降り自由】 阪急電鉄 河原町駅〜桂駅〜嵐山駅 【乗り降り自由】 施設優待サービス あり https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/ticket/arashiyama-higashiyama/pdf/tokuten-apr2018.pdf 嵐山・東山を拠点とした場合はこちらのきっぷも利用ができる。ただし京阪電車発売のきっぷなので嵐電・阪急での発売はありません。地下鉄・バスの利用はできません。 淀屋橋から祇園四条まで片道410円、往復820円となります。京阪祇園四条駅と阪急河原町駅で乗り換え嵐山まで片道220円。他に1~2か所、途中下車して観光が出来れば元が取れる計算となります。  

宇治・伏見1dayチケット

きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 大人 900円 小児 450円 [2018年4月1日(日)〜6月30日(土)] 大人 800円 小児 400円 [2018年7月1日(日)〜2019年3月31日(日)] 発売日により金額が異なります。 利用できる範囲 フリー区間 【乗り降り自由】 八幡市駅〜伏見稲荷駅、 宇治線(中書島駅〜宇治駅)、 男山ケーブル 往復区間 ※往復区間内では途中下車できません。 乗車駅〜フリー区間 フリー区間各駅での発売分は、フリー区間のみ有効になります。 往復区間内では途中下車できません。 大津線は利用できません。 施設優待サービス あり https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/ticket/ujifushimi1day/pdf/yutai-apr2018.pdf 京阪電車発売のきっぷ。大阪出発の場合で、宇治や伏見稲荷まで利用が可能だが東山・嵐山方面は利用できません。バスの利用はできません。 淀屋橋から宇治まで片道410円、往復820円。淀屋橋から伏見稲荷まで片道400円、往復800円。他に1か所、途中下車して観光が出来れば元が取れる計算となります。7月から3月にかけては宇治を往復するだけで元が取れる計算となります。 ただし注意が必要です。きっぷを購入した駅までの利用ということ。例えば京橋駅で購入し伏見・宇治を満喫後、淀屋橋駅まで行きたくても、きっぷは京橋駅までです。京橋ー淀屋橋区間は別途運賃が必要となります。 その場合は、同じように大阪メトロで販売されてる宇治・伏見1dayを購入すると良いでしょう。100円~200円追加すれば1000円で大阪メトロも京阪電車も乗車することができ、京阪電車の往復区間駅で乗車駅・降車駅が違う場合も追加代金なく乗り降りが出来ます。ただし往復区間ですから往復区間内で何度も乗車が出来る訳ではないので注意が必要です。詳細は下記のホームページにて。 http://www.osakametro.co.jp/general/eigyou/price/otoku-joshaken_tsunen/2018_uji_fushimi.html

京都市交通局

地下鉄1日券

京都市営地下鉄全線が1日間乗り降り自由となるカード乗車券です。 きっぷの詳細 有効期間 発売日当日 価格 大人 600円 小児 300円 利用できる範囲 京都市営地下鉄全線 施設優待サービス あり 二条城、京都文化博物館、京都市動物園、京都市美術館、無鄰菴、京都国際マンガミュージアム、弥栄会館ギオンコーナー、京都水族館、よしもと祇園花月、京都府立植物園、東映太秦映画村及び京都鉄道博物館 地下鉄の一日乗車券なので、文字通り地下鉄しか利用ができないが、地下鉄が含まれていないきっぷ(北急・大阪モノレールおでかけきっぷ)と組み合わせをした場合に利用するといいかも。最低3回乗車すれば元が取れる計算となります。同じエリアのきっぷよりもメリットを感じないきっぷかも。

地下鉄・バス1日券(2日券)

地下鉄,市バス,京都バス(一部路線を除く),京阪バス(一部路線を除く)に1日または連続2日間何回でも乗車が可能。 きっぷの詳細 有効期間 1日券 発売日当日 2日券 発売日当日と次の日 価格 1日券 大人 900円 小児450円 2日券 大人 1700円 小児 850円 利用できる範囲 https://oneday-pass.kyoto/wp/wp-content/themes/Kyoto%20Municipal%20Transportation%20Bureau/assets/pdf/ja/map_routemap.pdf 施設優待サービス あり
優待施設
地下鉄とバスの1~2日券だが、行きたい場所によってお得になるかも。

バス1日券

市バスはもちろん,京都バスの均一運賃区間内であれば,1日中何回でも乗車が可能。 きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 大人 600円  小児 300円 利用できる範囲 施設優待サービス あり 弥栄会館ギオンコーナー・京都水族館・よしもと祇園花月・小倉百人一首殿堂時雨殿・東映太秦映画村・京都鉄道博物館での優待割引 他のチケットでバス1日券がついていないものと組み合わせれば良いかも。均一運賃区間内で3回バスに乗れば元は取れる計算となります。ただし、京都は渋滞がありますので必ずしも良いとは言えないかも。  

嵐電

嵐電1日フリーきっぷ

嵐電の嵐山本線と北野線が一日中、乗り放題のお得な乗車券です。 きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 大人 500円 こども 250円 利用できる範囲 嵐電の嵐山本線と北野線 施設優待サービス あり http://randen.keifuku.co.jp/ticket/list.php 嵐電1日乗車券なので文字通り嵐電しか利用ができないが、最低3回乗車すれば元が取れる計算となります。同じエリアのきっぷよりも全くメリットを感じないきっぷかも。利用するなら追加で購入が望ましい。  

京都市交通局・嵐電合同きっぷ

京都地下鉄・嵐電1dayチケット

京都市営地下鉄全線と嵐電(京福電車)全線が1日乗り放題となるチケットです。チケット1枚で京都の東西南北がスムーズに移動でき,観光名所が集まる両沿線を満喫できるチケット。 きっぷの詳細 有効期間 発売日当日 価格 1000円(大人のみ) 利用できる範囲 京都市営地下鉄全線 嵐電(京福電車)全線 ※ただし,ケーブル・ロープウェイを除く。 施設優待サービス あり 東映太秦映画村 京都地下鉄・嵐電の一日券を別々に購入した場合より100円安くなります。市バスの案内所でも購入可能ですが、バスの乗車はできません。施設優待も映画村だけと他のきっぷに比べ利用価値は低いかも。全部で5回乗車すれば元が取れる計算となります。  

市バス・京都バス・嵐電合同1日券

バス(市バス・京都バス)嵐電一日券

京都市バス・京都バス・嵐電が一日乗り放題 となる便利でおトクなチケットです。 バスと鉄道を利用して、嵐山・龍安寺・金閣寺をはじめとする京都市西部エリアの観光地を効率的に周遊できるほか、他エリアの主要な観光地や京都駅・四条界わいなどの市内中心部へもアクセスできるこの便利な乗車券。 きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 1100円(大人券のみ) 利用できる範囲 ※乗り降り自由 京都市バス:均一運賃区間 京 都 バ ス:均一運賃区間 嵐   電  :全線 施設優待サービス なし バスで移動する方専用。地下鉄の利用はできません。京都駅を起点とした均一運賃区間230円の範囲内の停留所まで乗車することができます。全部で5回乗車すれば元が取れる計算となります。こちらのチケットではなくバス1日券のみのほうがお得になりそう。優待サービスはありません。ただし京都は渋滞がありますので必ずしも良いとは言えないかも。  

京阪・阪急・JR・嵐電・京都市営地下鉄合同きっぷ

歩くまち・京都レールきっぷ

きっぷの詳細 有効期限 発売日当日 価格 1300円 (大人用のみ発売) 利用できる範囲 京阪電車 出町柳駅〜淀駅、中書島駅〜宇治駅、御陵駅〜びわ湖浜大津駅 京都市営地下鉄 全線 JR西日本 (琵琶湖線)京都駅〜山科駅 (JR京都線)京都駅〜桂川駅 (嵯峨野線)京都駅〜亀岡駅 (奈良線)京都駅〜宇治駅 嵐電(京福電車) 全線 阪急電車 河原町駅〜洛西口駅、桂駅〜嵐山駅 施設優待サービス あり 阪急・京阪・JRは範囲が決まっているが、京都市営地下鉄は全線利用が可能であり京都市内から出発の場合はこちらのきっぷがお得になる。各線で販売されているが販売駅が限定されているので注意が必要。バスの利用はできません。観光したい場所によってお得感はだいぶ差が出てくるかも。お得になるかならないかは運賃を比較してみてからでもいいかもしれません。

まとめ

今回は大阪から京都に向かうお得なきっぷと、京都市内周辺で発売されているきっぷをまとめてみました。さすが一大観光地京都だけあって、11種類もあったことに驚きました。個人的には宇治・伏見1dayチケット、歩くまち・京都レールきっぷが通年出ているのでお得だと思います。ただし欲張ってあちこち行くにしても、京都の良さを堪能できないのでは行っただけになってしまいます。例えば、行動エリアを絞ってそれに適したきっぷを選ぶのもいいと思います。今回は掲載しませんでしたが、奈良から京都のお得なきっぷもあります。楽しみ方は人それぞれ。あなたに合ったきっぷを選んで京都を楽しんでみたらいかがでしょうか。
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